しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
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傷城
 「なぜ酒がうまいのか」そう切り出して、ヘイは自らこう言う。
 「飲みにくいからうまいのさ。」
 ひとによるけど、喫煙家もまたしかり。
 ひとによるけど、好みってそういうゆがんだところにも存在するのです。
 
 ”愛情””憎しみ”
 相反するこの二つも、その実のところでは紙一重。
 すべてを失った男が憎しみをたぎらせ復讐を遂げたその後、手の中に残ったのは勝利でも歓喜でもなんでもなく、ささやかな愛の大切さだった。
 ありがちなストーリーでしたが、梁朝偉(トニー・レオン)が演じると一味も二味も深まります238
 
 
 
 久々にトニーが銀幕世界へ帰ってきた、劉偉強(アンドリュー・ラウ)監督『傷城(傷だらけの男たち)』。 遅ればせながら見てきました。 (↓以下ネタバレありなので、ご注意を!)
 
 ・・・なぜ彼の心はこれほどまでに傷ついてしまったのだろう・・・
 億万長者の娘 スクツァン(徐静蕾)と結婚し、刑事としての地位も名誉も意のままな ヘイ(トニー)
 ある日、その義父が屋敷で惨殺される事件が起こる。 父の死に疑念を抱いたスクツァンは、恋人の自殺が原因で酒に溺れる元刑事の私立探偵 ポン(金城武)に再捜査を依頼。 ポンが事件の真相を知ったとき、それをなさねばならなかった犯人の傷の深さもまた明らかになる。
 
 ま、誰もがご存知な通り、
 真犯人はヘイなんですね。コソッ。
 しかし彼もこれまでずっと傷をかかえて生きてきた。
 ”悪役”と一言で片付けられない憂いを魅せるトニーの演技がすばらしかったです。424
 脚本段階では、ポン役にはトニーがキャスティングされていたそうですが、新しい挑戦を。と、ヘイを選んだのだトカ。
 
 彼の演じるヘイを見て、なすべきことをなそうと復讐の鬼となる部分と共に、時おりスクツァンを心から愛しんでいる人間的な部分、完全な”悪”ではなく、どこか不安定なものも同時に感じました。 ラストは想定される範疇でのシーンでしたが、脚本云々の話ではなく、トニーの演技があればこそ胸打つ仕上がりになっていたと思います。218
 
 金城武のポンも当たり役☆
 ズタズタな心で酒に溺れつつも、どこかでぬくもりみたいなものを捜してたり。 そういうニクメないキャラクター演らせると、彼の右に出る俳優はそうそういません。
 
 香港返還年に『恋する惑星』を観て以降、10年を経て再び二人の共演作を目にしたのですが、金城武の演技力の進化ぶりには驚くばかりです。
 
 これからもいろんな役を経験して、個性・・・彼の場合、茶目っ気があるってとこカナ?410・・・どんどん魅せてっていただきたいな。
 
 終始 暗い暗いお話ですが、そこに光を灯してくれる。 ポンに救いの手を差しのべてくれる女の子 フォン
 あっけらかんと能天気。 この上なく楽観的な役柄を舒淇(スー・チー)がチャーミングに演じてましたネ。 「無間道」のまま終わった前作『インファナル・アフェア』と比べ、救いがあるところがなんだかホッとする作品でした。
 
 「好きなひとがいるなら、今すぐココを出てその人を抱きしめてあげてください。」
 
 そんな風なこと、昔 王家衛(カーウァイ)がインタビューで言ってたけど、フォンみたいに素直になれれば、どんな傷でも癒されてゆくのでは。とか思ってしまったワ。
なかなかそううまくはゆきませんけれど。。。393
 
 公式サイト:『傷だらけの男たち』
 
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【2007/07/27 22:10】 | cinema | トラックバック(1) | コメント(2) |
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コメント
はいはい~、わたしも既にみました!!!
前半の陰惨な部分は血が苦手な人には、ちょっと酷ですよね・・・・・(汗)
途中から筋がなんとなく分かってしまったのも残念ですが・・・それでも凄かったのは、小桃さんのいうとおり!トニーの初めてみる悪役ぶり。減量した顔がまた、その迫力をまし・・・(でもね、たまにメガネのトニーが、石坂浩二にみえちゃって・・・へいちゃーん 笑)
ラストシーンは息を呑みましたね。金城くんも・・・ほんとに演技うまくなりましたよねっ。排他的な役に、色気と母性をくすぐる魅力がたまりません。スーチー、あの子はスタイルよくって、ほんとにかわいかったですねっ!
で、スクツァン役の彼女が中国4大美女の一人としって、実はちょっとびっくりしました~ 他の3人よりも地味目ですよねっ(笑)
次回の二人の共演作「赤壁」も楽しみですねぇ。
【2007/07/28 00:29】 URL | やよい #-[ 編集]
しっくりこなくって、結局タイトルを変えちゃいました。
原題って偉大だ・・・v-424

☆やよいさん
善のトニー。
悪のトニー。
その二面性にシビれました。やはりやはりやよいさんも♪
ホント、迫力の演技でしたよねー。 痩せてさらに凄みが増したというか・・・
メガネトニーだけは最後まで受付られませんでしたけど。
得意の目ヂカラ力、減少してましたから、メガネのせいで・・・v-406
へいちゃーん。
爆爆爆! ちょっとそんな感じかも。v-411
金城武、舒淇+中国の四大美女のひとりv-219(←スゴイですやん、コレ!!)
脚本が平凡気味だったのをキャストが救った、そんな印象でした。
次なる『赤壁』でも、やはりトニーが楽しみ。
たしか周瑜を演じるんですよね?
この方の翻弄ぶり、壮大なストーリー中でも大好きなんですヨ。
トニーの演技に期待しちゃいます。
ホント、今や亜細亜を代表する俳優になっちゃいましたねぇ、トニー。v-424
アン・リーの『色・戒』も楽しみです。
【2007/07/28 21:41】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
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暑い風がなつかしい。
この映画を観たせいか、
台湾熱にうかされてます。
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今年は台湾へ行きたいなー♪
 
どっぷりASIAに、ちょっぴりFRANCE。
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