しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
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艋舺 MONGA
 何度目にしても絶対書けない、この原題。笑
 名付けたのは、あのジェイだそう
 彼の一言ではじまった、今年度最大のヒット作 『モンガに散る』
 絶対絶対見逃したくなかったので、年末 駆け込観してきましたー
 
      

 大好きな作家の映画化作品には、自身の気分がてんでついてゆけなかったし、
 クリスマスに観た、仏有名監督の作品にもちょっと肩すかし。
 今年はこのまま暮れるのかと思ったけれど、最後に良い作品に出会うことができました
 まさに・・・モンガに暮れた2010年
 今年の年納めに、レポしてみたいと思います。
 大掃除とおせち作りの合間にでも見てやってください。
 艋舺 MONGA
 現在、台北 龍山寺界隈の”萬華”地区を指す淡水河の街を、わざわざ先住民の言葉で「小船」を意味する”艋舺”―と、ジェイが言った一言ではじまったこのプロジェクト。
 鈕承澤ニウ・チェンザー)監督は、その電話を受けた瞬間、ずっと撮りたかったものが次々、インスピレーションのようにわいてきたのだそうです。
 このエリアの個人的イメージは、ワタシも同じで、極道と娼婦。
 香港の旺角や油麻地の廃れた路地裏にも似た猥雑な雰囲気が満ち満ちていて、それがほんまに本格的なので、迷いこんだらちょっとコワイ感じのところという印象です。
 現在は老街となっている艋舺も、'80年代には繁栄を見せ、台北発展の基になっていたらし・・・
 流女鶯(娼婦)に流浪漢(流れ者)、流氓(黒道)、流浪狗(野犬)
 流れ者が方々から集まって、ごった煮にも似た賑わいをみせていたのだとか。
 しかし経済成長の波は、当然 艋舺にも押し寄せてきて―
 その時代の渦にめくるめくまま巻き込まれ、そして散っていった若者たちの物語。
 鈕承澤が映画監督2作目に選んだのは、いかにもアジア映画という青春ものでした。
 
 ストーリーだけ聞くと、香港の『古惑仔』シリーズみたく思えますが、
 鈕承澤版はぜんぜんチガウ
 ドンパチアクションはあの『オールド・ボーイ』を手がけた監督へ委ね、スタイリッシュに魅せるにとどめ、あくまで主流はお得意ワザの”心のウゴキ”
 
 今日やらないと、いつかやられる
 
 そういうギリギリな場所に身を置きつつも、
 義兄弟や家族を想う気持ちのウゴキを追いかけているのがすごくヨカッタです。
 
 転校早々絡まれた所を、救われたことから極道へ足を踏み入れたモスキート趙又廷 マーク・チャオ)目線なのが、これまた絶妙
 はじめての仲間と楽しい日々を過ごした後、楽しいだけでもなくなって
 ・・・いつしか裏切りに出会う。
 幸せな笑顔が、徐々に不安顔に変わり、いつしか泣き出しそうな苦悩の表情に変わっていく。
 私たちも彼の気持ちの移り変わりにのせて、艋舺を駆け抜け、そして散った・・・
 そんな臨場感を感じる、あっという間の2時間20分でした。
 モスキートの人生が刹那的だけに、彼がはじめて出会う、守りたい。と想ったひととの、わずかな安らぎの時間がこの上なく美しく、印象的
 この上さらに、日本にいると信じていた父親の存在も絡んできて―
 バラバラに見えた登場人物が、いつしか一つの物語につながってゆく。
 すこしずつ ぎこちなく
 そういう自然なストーリー展開が、豆導ドラマ同様、いえそれ以上にスバラシカッタです
 
 その自然なウゴキを支えた俳優陣が、これまたスバラシイ!
 監督が構想時から目をつけていたという、阮經天イーサン・ルアン
   
 影の参謀 モンクを寡黙にクールに演じてくれました。
 ドラマで見せるオチャメなカレも大好きだけど、こういうクールな感じの小天をスクリーンで観れるなんてもう最高~
 
 留学中にも関わらず、オファーに応え出演を果たした、親分の一人息子 ドラゴン役の鳳小岳リディアン・ウォーン)もぴったしなキャスティングでした。
 
 そして何より・・・
 趙又廷マーク・チャオ)がすごい
   
 画面の端っこにいてる場面でも、目がいっちゃう不思議な存在感をもって出てきます。
 表情の動きがいいね。
 と、どっかの巨匠か大明星が誉めていたのを目にしましたが、ホントそう
 カレを見てると、父を恋いつつ、片親で孤独に育ったモスキートのバックヤードが見えるようだし、くるくる変わる表情ひとつひとつに、無垢な内に秘めた優しさだとか、強さみたいなものがひしひし伝わってくるんです。
 
 モスキートに一時の安らぎを与える、シャオニン役の柯佳嬿クー・ジャーヤン)も同じくグー
 この二人シーンの空気感を感じに劇場に行ったといっても過言ではないほどかも♪
 流れてくるのは、エア・サプライのカバーをしたニッキーが歌う
 「Making love out of nothing at all」
 カンゲキ後は、ヘビロテしまくってしまって・・・また観に行きたくなってます。
 
 音楽、衣装、舞台までふかくこだわる鈕承澤監督と、それを支え、見事応えた若きキャスト陣が作り出した渾身の作品が、大物監督・大明星ものをドーンと抜いてトップの成績をおさめたことがとってもうれしい
 最近 景気の低迷により、元気のなかった台湾映画界に希望をもたらした一作といえるのではないでしょうか。 みなさまもその小さな灯を観に、劇場へお出かけください
 
 公式サイト:『艋舺(モンガに散る)』  
 
 来年はどんな映画に出会えるのだろう???
 『ぐりーん・ほーねっと』とか?!爆
 良い作品がたくさん待っていますように。。。
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【2010/12/31 17:32】 | cinema | トラックバック(0) | コメント(2) |
<<弱気な年越し | ホーム | The Longest Day@大阪城>>
コメント
すでに明けきってますが(苦笑)、明けましておめでとうございます♪

私も『モンガに散る』、最終日最終回滑り込みで見てきました♪
本当に誉めるところしか見つからない、というぐらい、よくできた映画でしたね。(本当は極道映画は苦手なんですが。。)
そうそう、自然なストーリー展開。この密度の濃い話をこれだけ自然に見せる監督の手腕はすごい。。
もちろん俳優陣もみんな上手いし、一人一人の描き方が上手い。
ニッキーの曲はもちろん、他の曲もすごく効果的に使われていて、監督の音楽センスに脱帽。
本当に音楽がよかったのでサントラ買っちゃおうかな。。

台湾ディープどっぷり。。80年代ノスタルジーもあり。この時代に台湾に生きた、この世界観を理解しきれる人たちがうらやましい。。

どこかのすかすか映画を作った人たちに見習ってほしいぐらい(えらそうですいません(笑)。。)、映画づくりのすべての要素が上手くかみ合った素晴らしい作品でした。

レイトショーだったので、映画館からの帰り道が寒くて死にそうだったのですが。。頑張って見に行って良かったです。
【2011/01/09 01:01】 URL | green #IEX88/WI[ 編集]
☆greenさん
まだ松の内。
ということで、あけましておめでとうございますv-411
今年もgreenさんの濃ゆいレポレポ、こっそり楽しませていただきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

『モンガに散る』は、期待して観に行ったのに、期待以上のものでしたv-353
こういう映画に出会えた瞬間って、とっても幸せなキモチになりますね。
greenさんとちがって、ワタシは極道ものわりと好きで・・・笑
でも、だからヨカッタ。
といえる作品に収まってないから、この作品はスゴイのだと思います。
そうそう!
鈕承澤はホント音楽のセンスもめっちゃイイんですよねv-218
こんなだと、次回どんなの作ってきても、絶対観に行かなくちゃ!って気になってしまう。
ひさびさの大監督(?)さんの登場に、一人盛り上がっちゃいました。笑
そちらでの上映はもう終わってしまったんですか?
大阪、まだやってるのかなー???
・・・また行ってしまいそうで、こわいですわ。。。i-229
【2011/01/09 21:57】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
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あのまぶしい太陽がなつかしい。
暑い風がなつかしい。
この映画を観たせいか、
台湾熱にうかされてます。
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今年は台湾へ行きたいなー♪
 
どっぷりASIAに、ちょっぴりFRANCE。
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