しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 |
イタズラ三昧
 ジャン=ピエール・ジュネ監督
 といえば、=『アメリ』
 けれど、ワタシは『デリカテッセン』の肉屋の話が大好きだったりします。
 やってることは子供みたいなイタズラだけど、そのぶんとても残酷で。
 ファンタジーとシュールが合い混じる、独特のジュネ・ワールド
 そんな楽しい世界が再びスクリーンに帰ってきました!
 

 『ミックマック Micmac à Tire-Larigot
 
 期待いっぱいで出かけてきたけど、
 期待以上に笑ってきましたよー
 
 ”ミックマック”は、イタズラの俗語。
 イタズラはイタズラでも、ちょっと重たい。
 陰謀のようなもの。
 裏取引だとか政治家や企業家がやらかす、どす黒くってタチの悪いイタズラのことを指すそうです。
 どす黒いイタズラがてんこもり。
 だけどどこかファンシーで、
 ハッピーなジュネの新作、
 ちらっとご紹介してゆきますー。
 
(ネタばれアリなので、未見の方はご注意ください。)
 今回の主人公は、ちょっとぼーっとした感のある大男 バジルダニー・ブーン
 彼は、ビデオショップでマイペースに働くたぶんフツウの青年でした。
 が!
 そんなぼんやりバジルくんに悲劇の瞬間が・・・
 ある夜、発砲事件に巻き込まれ、流れ弾に当たっちゃうんですー
 一命は取りとめたものの、頭に銃弾をかかえて暮らすはめに。
 しかも入院している間に、シゴトも家もすべてを失い、ホームレスになっちゃう!
 なんてこった。 踏んだり蹴ったりなバジルくん。
 
 ぼんやりしている場合ではないのに、依然マイペースなカレがとても魅力的♪
  
 ケセラセラで、ホームレス生活をそれなりにエンジョイしようとしたりします。笑
 
 そんなカレに救いの手を差し伸べたのは、ちょっとユニークな7人の”家族”。
 ギロチンで死に損なった”ギロチン男”の紹介で、バジルはまたしてもケセラセラ~♪
 なるようになるなりゆきのまま、ガラクタに囲まれた廃品再生工場で、クセある仲間と共同生活を始めることに。
 そんな中、自分の頭に残った流れ弾を製造した会社と、30年前に父の命を奪った地雷を造った軍事企業を発見する!
 
  (AlloCiné)
 復讐を決意するバジル!!!
 仲間たちの協力を得て、バジルはこの憎き兵器製造二大企業に大がかりな
 ミックマック(イタズラ)”を仕掛けるのだけど・・・フフフのフ。というお話です。
 
 子供だましレベルのイタズラが、意外とバレずうまくいっちゃう下りが爽快
 でも調子にのっちゃあいけません。
 イタズラもやりすぎにご注意・・・。とハラハラするシーンもあるのだけれど、
 まったくもってやめる気なんてさらさらない、ジュネの徹底したイタズラ三昧ぶり、劇場で楽しんでみられては~?
 
 ストーリーもわりにふっ飛んでますが、パンチあるキャラ構成もさすがなジュネ
 今回もお馴染みのキャラクターが顔を揃えて登場しますー
 何十年も監獄にいて、最後にギロチンで果てるかと思いきや、
 かすり傷で済んで恩赦になった”ギロチン男
 実はかなしい過去を持つ、おっかさん ”料理番”(ヨランド・モロー
 一言もセリフがないけど、インパクトある小道具で魅せるアーティスト ”発明家
 何でもかんでも即座に測定しちゃう ”計算機
 ギネス記録を持っている。のに、誰にも信用されてなかった ”人間大砲” (ドミニク・ピノン
 ムヅかしい言葉やことわざに長け、しゃべり出すと止らない!元民俗学研究者 ”言語オタク
 そして、冷蔵庫にも入れちゃう軟体ぶりで大活躍の ”軟体女
 ヘンテコ”家族”をはじめとして、なんてことない街の風景や、
 通り過ぎてった歴史のもろもろ。
 毎日降りる階段が、いつすりへってなくなるのだろうか?なんてシンパイまで。
 ジュネのお気に入りたちに囲まれ、ストーリーは進行します。
 
 ワタシのお気に入りは、やっぱバジル!
 当初、この役にはジャメル・ドゥブーズ(『アメリ』の八百屋の男の子)がキャスティングされていたそうだけど、ダニー・ブーンぼんやり感がこの役に合っててホントよかったんですよね~
 わりと悲惨な人生で、その原因となった悪の二大企業に復讐だ!
 なんて話だとしたら、もっと目力キラリン って感じで、おっかないすさんだ主人公を想像するものだけど、このバジルって人はのんきすぎる!おかしすぎる!!爆
 ジュネ X バジルの方程式だからこそ生まれた、とってもオリジナルなイタズラ三昧の復讐劇だと思います。
  
 公式サイト:『ミックマック Micmac à Tire-Larigot』 
 
 久々に本当に楽しいフランス映画に出会え、ワタシもハッピー
 バジルたちとパリの街を歩きながら、みなさまも大いに笑ってきてくださーい
スポンサーサイト
【2010/09/28 23:53】 | cinema | トラックバック(0) | コメント(0) |
<<お月見はおあずけ(追記) | ホーム | オトナなCalvin>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://chinoiserie.blog103.fc2.com/tb.php/543-75db6fae
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

小桃

Author:小桃
あのまぶしい太陽がなつかしい。
暑い風がなつかしい。
この映画を観たせいか、
台湾熱にうかされてます。
ヨーロッパはどこへやら?(笑)
今年は台湾へ行きたいなー♪
 
どっぷりASIAに、ちょっぴりFRANCE。
くるくるキョロキョロ
いろんなことに興味深々。
気ままにいろいろ書いてます。
よろしければおつきあいくださいませ。

基本的にはLinkフリー☆
その際はぜひコメント残してくださいね。

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

ブログ内検索

月別アーカイブ

最近のトラックバック

カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

My blog

このブログをリンクに追加する

Official Site

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。