しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
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ファム・ファタル
 Femme Fatale
 フランス語で”運命の女”というこの語は、赤い糸で結ばれた運命の相手
 ・・・というよりむしろ、
 男を破滅へ導く魔性の女 の意で用いられることが多いような気がします。
 
 ファム・ファタルの代名詞ともいえるのが、カルメン 
 考古学者であり作家である、プロスペール・メリメが書き上げた運命の小説―
 そのスキャンダラスなテーマは、良くも悪くも多くの反響を呼び、ビゼー作のオペラをはじめ、さまざまなジャンルの映画へも派生してゆきました。
 
    そしてついに、タカラヅカ界にも。。。  
    
    1999年 宙組公演の再演となる、
    2010年 星組公演 『激情 ―ホセとカルメン―
    全国ツアー公演を経てやっと帰ってきてくださった大阪で、
    千秋楽手前の昨日、満喫してまいりましたー

 「行く!」
 と即決したのは、大好き演目『スカーレット・ピンパーネル』で大好きキャラ ショーブランを演じた柚希礼音が主演だったこともモチロンだけど、たまたまフランス語講座でも、メリメの『カルメン』を読み込んでいた最中だったので、タイムリーすぎて観に行くことに。
 
 でも実は・・・今回feat.されてるホセってヤツを、あんまり好きにはなれなかったんです
 「好きと言われりゃ離れたくなるし、相手が離れていけば追いかけてしまう、それが恋さ…」
 
(カルメンの名曲 「ハバネラ」)
 なんて戯れに歌われて、ファム・ファタルに狂い恋い、純粋さゆえにのめりこんだあげく、
 嫉妬ゆえ、ついには恋人を手にかけてしまった―
 現在で言うところの暴走ストーカー ホセ
 おもしろいほど真っ逆さまに落ちてった、カレの人生はこんな感じでありまする。
 
 <ホセの転落ストーキング・ライフ>
 
 ポーム中のケンカ沙汰が元で故郷 ナヴァーラを追われる
    ↓
 軍隊へ入隊。 伍長になる。
    ↓
 軍曹間近・・・
 そんな時、ファム・ファタル カルメンに出会う。
    ↓カルメン好き度:
 傷害事件で拘束されたカルメンを移送中、
 誘惑に負け、逃亡を助けてしまい、営倉へ投獄される。
    ↓カルメン好き度:
 解放後、一目散にカルメンの元へ~
 Give&Takeのジプシー界、当然のようにカルメンよりもてなされる
 しかしその直後、カルメンの常客だった軍の上官と鉢合わせ!
 誤って上官を刺してしまい、脱走兵に
    ↓カルメンしかいない度:
 行き場をなくし、密輸団に入る。
 でも本当は、カルメンとずーっと一緒にいられてしあわせ
    ↓カルメンしかいない度:
 そこまでしたのに、カルメンのダンナ ガルシアが登場
 レメンダードを裏切り者として葬るガルシアに「仲間を簡単に殺すな~!」と怒った直後、
 なぜかあっさり”仲間”のガルシアを殺ってのける・・・
    ↓ホセうざい度:
 知らない間に、密輸団のボスに。
 よくわかんないけど、これでカルメンはオレのものー
 と思った矢先、闘牛士 エスカミリオが華麗に登場
    ↓ホセうざい度:
 ”故郷の天気のように変わる”気まぐれカルメン
 当然のように、エスカミリオに恋をしてしまう
 ここまでしたのに、女を取られ、嫉妬絶頂のホセ・ナヴァロ
    ↓ホセうざい度:
 いつものように「殺してやる!」と暴走か?と思いきや、その前に・・・
 エスカミリオは闘牛試合に敗れ、瀕死の重傷を負ってしまう。
 よくわかんないけど、今度こそカルメンはオレのものー
 新天地 アメリカで、彼女と新しい生活を始める企画を勝手に立てだすホセ
    ↓ホセうざい度:
 「こんな風に無理やり命令されるのがイヤ!」
 「自由でいたい」カルメンにイラつき、グサリ・・・
    ↓ホセー!!!
 殺人者として、処刑・・・
 
 
 ・・・って、なんぢゃこれ?!
 って人生なのですが、ホセが柚希礼音ほどの美男なら、うっとうしさはゼロ
 知らない間にホセ目線で物語を追っていました。
 想いは日毎変わってゆくもの。
 それを振り払うかのように、はじめて会った瞬間そのままの”激情”で、カルメンを愛するホセの姿をせつなくカンゲキ☆
 原作読んでたイメージとは、またちがう『カルメン』を楽しめたような気がします
 公演は今日で終わってしまいましたが、次回どこかで”カルメン”作品に出会う時はぜひ、
 ホセ=柚希礼音
 くらいのピカピカイメージで挑んで、深めてくださいませな~
  
 いったいなんでこんなことになっちゃったのか???
 人生 そんなことの連続だけど、とどのつまり、
 それも何も考えられないくらい、ホセはカルメンを愛していたってことなんですね
 カルメンが歌うように、
 「あんたは犬。 私は狼。」
 束縛するホセ
 自由に生きたがるカルメン
 あまりにも世界が違いすぎた二人ゆえ、起きてしまった悲劇。 それが『カルメン』 
 メリメはこの作品を書くにあたり、
 ”脱走して山賊になった兵士が、嫉妬のあまり恋人を殺し処刑された。”
 という三面記事を参考にしたといわれていますが、現在もしかり。
 愛情絡みの悲劇は、わりとどこにでもころがっているものなのでしょう。
 
 「二度占いはしないのよ!」
 そう言われたけど、何度も何度も占って、カードが出した不吉な未来は当たっていた。
 カルメンは自分がホセに殺されることをわかっていたような気がします。
 そしてたぶんホセ自身も。
 それでもなお、最後の瞬間まで一緒にいた二人―
 ホセにとってのカルメンが、ファム・ファタル(運命の女)”なら、
 カルメンにとってのホセもまた、オム・ファタル(運命の男)”だったのかも。。。
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【2010/05/23 19:43】 | カンゲキ | トラックバック(0) | コメント(2) |
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コメント
 おつかれさまでした!! 激情……想像以上にヨカッタです♪ それもこれもやっぱりれおんのおかげ?

 物語としては途中から「あたいはだれのものでもない、あたいよ!」なカルメンに感情移入してましたが、ど~考えてもウザい。としか思えないホセが後半、人生を狂わせていく様がせつなくもいとしくも見えたのはやはりれおん様効果でしょう! 原作も読もうかななんて思ったけど、れおんホセを見てしまった今、れおん>原作 でしょうか!?

 そうこういってるうちに水様も決まりましたね。たのしみです~v-10
【2010/05/24 22:06】 URL | きの子 #-[ 編集]
☆きの子さん
予習しすぎなくらいしてった(笑)けれど、まさかあんな”激情”ホセが観れるなんて~v-238
私の中のうざいホセ像をガラリと変えてしまった・・・
れおんはやはり偉大ですv-353
きの子さん、原作読まれるなら貸しますよ!
短編なのさっくり読めます。
柚希ホセのイメージで読み込めば、舞台の興奮そのままに楽しめるかも!
私ももう一度イチから読み直そうかな~♪♪♪
お互いまだしばらく「激情」ワールドから抜け出せそうにないね。笑
ちなみにエスカミリオは登場せず、原作では”ルーカス”v-221が出場!
どっかの台湾ドラマの若いツバメを思い出しませんか♪
加えて、原作のカルメンは輪をかけてヒドイんですv-356
よかったら読んでやってくださいませー。
次回は「ロミジュリ」v-10
めっちゃ楽しみですねーv-10
ねねちゃんもカルメンよりこっちの方がイメージだし、二人のシェイクスピアが待ち遠しいですv-237
かたっぱしからいろんな演目かけてほしいよ。
いろんなれおんが観たいからv-238
ということで、次回も一緒にカンゲキしましょうv-411
【2010/05/25 03:21】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
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暑い風がなつかしい。
この映画を観たせいか、
台湾熱にうかされてます。
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どっぷりASIAに、ちょっぴりFRANCE。
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