しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
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悲しみよ こんにちは

 
 ものうさと甘さとがつきまとって離れない
 この見知らぬ感情に、
 悲しみという重々しい、
 りっぱな名をつけようか、私は迷う。
 
 私はこれまで悲しみというものを知らなかった、
 けれども、ものうさ、悔恨、
 そして稀には良心の呵責も知っていた。
 今は、絹のようにいらだたしく、
 やわらかい何かが私に蔽いかぶさって、
 私をほかの人たちから離れさせる。
 
 
 
 サガン18歳の文壇デビュー作 『悲しみよこんにちは』は、こんなもの憂い書き出しで幕を開ける。
 大好きな父親の再婚を、その愛人、さらに自分の恋人をも使って妨害217
 ついには死にまで追い詰めてしまった少女 セシル。
 これは”悲しみ”と単純にくくれる感情ではない。
 しつこく蔽いかぶさる良心の呵責。それから尽きることのない後悔・・・
 そんなものが入り混じったビミョウな感情。。。
 「悲しみよこんにちは」
 それは無垢な残酷さを持った18の少女にしか書けない物語だったのかもしれません。
 
 熱狂的に世界から称えられデビューを飾った作家 サガンの人生
 映画で追っかけてみました―

 夏休みの暇さにかまけて書いた。という小説で、栄光と莫大なお金を一気に手にしてしまったサガン。
 発表する作品は常に話題となり、有頂天♪ パーティ三昧の毎日を送る441
 ルーレットで8に賭けて800万フランを当て、ノルマンディの別荘を購入する?!405ナド、ケタはずれに懸けまくったギャンブルしかり。
 若さゆえ、奔放に自由に―一気に人生を謳歌してしまう。
 お祭り騒ぎのような日々の中、時代の寵児を事故が襲う。 九死に一生を得たサガンはこの時を境にドラッグへ溺れることに356
 恋の相手も大勢いたけど、結婚は二度とも失敗に終わってしまう。390
 「恋ははじまりがいい。途中は最高。終わりはサイアク。
 すべての成功を手にしてきた彼女にとって離婚ははじめての”挫折”だった。」
 映画でそう語られる”挫折”について、155サガンはこう書いている。
 
 ”いつかあなたはあの男を愛さなくなるだろう”
 とベルナールは静かに言った。
 ”そして、いつかぼくもまたあなたを愛さなくなるだろう”
 「われわれは、またもや孤独になる、それでも同じことなのだ。
 そこに、また流れ去った一年の月日があるだけなのだ・・・・・・・」
 ”ええ、わかってるわ”とジョゼが言った。              ( 『一年ののち』 より)

 一人息子との関係もうまくいかず、傷心の中、ただ執筆に打ち込んだというサガン。
 スキャンダルにあふれた彼女の人生はまさに波乱万丈467
 いつも注目を惹き、それは次第に彼女の作品をも超えるものとなっていってしまうのでした・・・
 
 人々の好奇の目にさらされながらも、サガンは書くことを止めなかった。
 しかし酒とドラッグ、借金に埋もれながら送る晩年は淋しいものだったそう。。。
 2004年9月24日 死亡
 自ら用意した墓碑銘には・・・
 《人生と作品を手際よく片付けたが、その死は本人だけの事件だった。》と刻み、
 静かに逝った。 享年 69歳
 
 ふぅぅ。
 サガンの波乱に満ちた人生を観終わった後、アンニュィな気分になってすこし落ち込みました。
 まるで彼女の小説を読み終えた後のような、そんな気分。。。
 人生は手に入れたり、失ったり。そんなことのくり返しなのかもしれない。
 人生につきまとう生と死、孤独、絶望、裏切り、別れ、悲しみよBonjour
 その喜びも悲しみも全部一気に経験してしまったサガンだからこそ、いっしょくたに受け止め、あっけらかんと書き上げることができたのではないでしょうか。
 またサガンの小説を読み返したくなりました439
 
 公式サイト:「サガン -悲しみよ こんにちは-」
 
 ピアフを演じたシルヴィ・テスニュー 入魂の演技が見ものです!
 フランス伝記映画フェアー(笑) 第二弾をお見逃しなきよう176
 
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【2009/07/23 00:12】 | cinema | トラックバック(0) | コメント(0) |
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この映画を観たせいか、
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