しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
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なるようになるのだ。
 大阪アジアン映画祭
 日本初公開に未公開
 そんなレアな作品がほんまに大阪に??!
 どれどれ。期待しないでのぞいてみたら、カンヌで気になってた台湾映画をひとつ発見360
 ということで、駆けつけ観てまいりました― 433
  

 
 
 
 
 
 鍾孟宏チョン・モンホン)監督 
 
 『停車 (PARKING)』
 
 
 
   
 
 
 
 現代リアルに起こってるさまざまな社会問題を、
 一本の糸でたぐり寄せるかのように綴り上げた逸作219
 日本ではじめての上映が、我が地 大阪でとってもとっても光栄ですっ。

 物語は、タイトルどおり”停車”からはじまる。
 妻(桂綸鎂 グイ・ルンメイ)の好きなチョコレートケーキを買うため、
 Parkingに車を停車させた男(張震 チャン・チェン)がケーキ屋さんから戻ってみると
 
 ・・・二重駐車で出られない 12
 立ち往生する彼が巡る、さまざまな人々との出会いの旅路―
 
 突然この世を去ってしまった一人息子が残した娘を育てている老夫婦
 

 リストラされて、だまされて、遠き島国 台湾で娼婦となってしまった女
 ※『最遙遠的距離』 のヘンタイおぢさん なんとビックリ再登場・・・229
 女たちをだまし、金を吸い取るヒモ男ダメ男(戴立忍 レオン・ダイ
 
 ワケあって、黒道から足を洗った散髪屋(高捷 ガオ・ジェ
 事業に失敗。 借金取りに追われる身となった元仕立て屋(杜汶澤 チャップマン・トー
  

 ほんとうにどうしようもないようにみえる彼らの人生。
 でもそんな中にも小さな夢はしっかりあって、今をせいいっぱいに生きている。
 彼らとふれあううち、巻き込まれたかにみえた男(張震)の抱える夫婦の問題も次第に明らかとなって―
 
 男はチョコレートケーキ以上のおみやげを手に家路に急ぐことになるわけです。392フフ
 
 人生 一寸先は闇。
 まるで二重駐車にブロックされたかのように、身動きできずどうにもならない状況に陥ることもきっとある。
 イライラブツブツ言いながら、そのままぢっと車にこもって待つのもひとつ。
 でもしかし、敢えてちがう一歩を踏み出してみたい。
 この”停車”を受け止め、今できることから始めてみたい。
 そうすればおのずと困難を乗り越える道が見えてくるはず。
 いつだってどんな状況だって、なるようになんとかなるのだ。221きっと。
 そんな小さな希望をのせて、映画はその後のHappyをほのめかしつつエンディングを迎えます。
 
 一言で言うと、すごく完成度の高い作品でした。
 キャスティングの華やかさに惹かれ出かけたクチでしたが、ストーリーの展開ぶりにあっけ!
 なんでも撮影時にリハーサルを行うことは一切ナシ。 シナリオも当日渡しで、役者のまっさらな演技を引き出すことに監督はこだわって挑んだそうな。
 そのかいあってか、上映後に行われた鍾孟宏監督とのトークショーでも、くるくる巡るストーリー構成の妙が話題となっておりました。
 観たことないんですけれど、スコセッシ『アフター・アワーズ』のようだ。だというご意見も飛んでましたネ237
 米国で映画を一通り学んだ鍾孟宏は、アキ・カウリスマキジム・ジャームッシュ、日本の溝口健二監督のタッチがお好きなんだそう。
 さまざまな人生が一つのストーリーに交錯してゆく・・・とくれば、王家衛が思い浮かんぢゃうわけですが、スタイリッシュに。というよりは、どこか淡々とした描き方をしている節があるのは、そういう監督の好みからやってきているのやもしれません。
 
 鍾監督の印象はというと、ジーンズにスニーカー。
 首には赤白ボーダのマフをくるくる巻いたりなんかして、ちょっとカワイイおぢちゃま風。
 「こんなに朝はやく起きて映画を観に来るなんてはじめてです。」
 開口一番そんなことを率直におっしゃるところもかわいらしい。
 しかし一転、映画について語るその目はキラリ353 光ってはりましたー218
 台湾映画界は不況の波に飲み込まれ、若い才能が育たない。なんていわれている昨今だけど、去年の台湾シネマコレクションしかり。 キラリとした芽はちゃーんと育っているんですね♪
 鍾孟宏のこれからのご活躍ぶりも楽しみ238ですが、その前に!
 もしも日本公開が実現したら、みなさまもぜひ劇場にお出かけくださいませー222
 
 公式サイト:『停車 (PARKING)』
 
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【2009/03/15 22:37】 | cinema | トラックバック(0) | コメント(2) |
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コメント
今日レンタルして見ました!!
こんなお話だったとは!
んまぁー、びっくりでした。
レオンダイが怖くて怖くて。。。もぅ。。。
やっぱりヤの人は台湾語だとさらに怖さが増しました。。。
そして魚のシーンがもぅ怖くて怖くて。。。私。。。

そうですね、きっとどんな状況でも前に向いて走るすべはあると教えてくれてる気がします。
なるようになる!んー、いい言葉です。
分かりやすい解説、ありがとうございました!
【2009/04/04 01:06】 URL | au #7KJvJ7bA[ 編集]
☆auさん
ご覧になられたのですねv-392
すばらしいですよね、構成が!見入って観てしまいました。
そしてレオン・ダイ・・・こわーいv-12
魚のシーンは映画祭でも質問が飛んでおりました。
監督曰く、あの状態も二重駐車と同じで、予測不能のどうにもならない状況を表したかったのだそう。オチでまた使われるんだろうなーi-229・・・とうすうす予想しておりましたが、いやはや楽しめました。

> きっとどんな状況でも前に向いて走るすべはある
言うはたやすく、実践はムヅかしい。
でもマイペースにそう生きれたらいいな。って思います。
二重駐車に悩む時も多々あるけれど、そういう経験がいつか笑い話となるよう、
すこしずつ乗り越え生きてゆかなくちゃーv-220
【2009/04/04 23:06】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
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この映画を観たせいか、
台湾熱にうかされてます。
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今年は台湾へ行きたいなー♪
 
どっぷりASIAに、ちょっぴりFRANCE。
くるくるキョロキョロ
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