しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 |
ふわふわ。いつもそばにあるもの
 ひさびさによい映画にめぐり逢いました。
 『Le Ballon Rouge (赤い風船)』
 
 1956年 ヌーヴェル・ヴァーグの少し前、Albert Lamorisseアルベール・ラモリス)監督が撮り上げたParis
 どこかなつかしいその空気感にすっかり魅了されたワタシ。
 ちょっとParisが恋しいです。。。  
 カンヌのパルムドールや、アカデミー賞にも輝く不朽の名作でありながら、ラモリス監督のことはまったく知りもせず。
 友人に
 「小桃さん、好きそう。。。」
 とオススメされ、なんとなく映画館に足を運んでみた次第356
 
 何度でも見直しその度に、じん。と心にのこる。
 映画でも本でも詩でも、そういう作品に出会うことがあります。
 その出会いは偶然で、稀でめったには訪れない。
 そんな奇跡にも似た出会いが、映画『赤い風船』には秘められていました。
 
 通学途中に偶然、赤い風船を見つけたパスカル
 
 街灯にひっかかっていたのを助けたことをきっかけに、二人(?)はなかよくなってゆく。
 
  
            お家でも。                    学校でも。 
  
      ノミの市にも。               
どこへ行くのも、風船連れ♪
 
 大事に大事に大切に。 いつもそばでふわふわ見守っていてくれる赤い風船との日々を楽しみ、いつも一緒で幸せだったパスカル。
 しかしそんな二人の仲の良さが誰かの妬みをかうこともあるわけで。。。
 お話は意外な結末を迎えるのです―。

 
 パリ20区 現在はアーティスト達のアトリエ街として知られているMénilmontantを舞台に描かれた、少年 パスカルと赤い風船の物語。
 セリフもわずか。たった36分のシンプルな短編でありながら、その中に描かれた愛情、友情。 あったかさとせつなさ。 いろんな感情が表情豊かに描き出され、忘れられないストーリーがつむがれていました。
 かのコクトー
 「妖精の出てこない妖精の物語」
 なんて評し方をしたらしいけども、それもナットクの詩情あふれるストーリーでしたね。
  
 手を伸ばしても届かない。
 でもいつもそばで見守っていてくれる大切なひとの存在―
 赤い風船の中に詰め込まれていたのは、自由だとか、だとか。 壊れやすいけど生きるために必要なものたちだったのかもしれません。
 
 諸事情が無事解決。 お色直しを終えて、2007年 再びカンヌにお目見えした今作。
 今回同時上映となった前作『Crin Blanc (白い馬)』も『赤い風船』で描かれたものと同じエッセンスを感じる良作です。424
 
 
 かの侯孝賢ホウ・シャオシェン)監督も、オルセー美術館開館20周年記念作品の撮影を依頼された際、ラモリスにオマージュを捧げ『Le Voyage du Ballon Rouge(ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン)公式サイト)を撮り上げたほどだトカ。
 主演にジュリエット・ビノシュを迎え、ホウ・シャオシェンによって切り取られたひとつのパリの日常。 感情の起伏の激しいフランス人女性(ビノシュ)を異邦人の目から見ているせいか、穏やかに、すごくやさしく映ってしまうので不思議です。
 そしてまた今回も、パリの空を、21世紀のフクザツな人間たちの上をふわふわと。 赤い風船がやさしく見守っている。という物語。
 『赤い風船』つながりで出来上がった侯孝賢の新作も、この希少な機会に併せてご覧くださいませー222
 

 
 
 
 
 
 
 公式サイト: 『赤い風船・白い馬』
 
  
  
   (AlloCiné)
 
   
 
 余談ですが、この映画に感動しちゃった帰り道パンフをぢっと読み込んでたら、電車の中で見知らぬおねーさんに声をかけられました。
 「映画、見てきたの?」
 おずおず話し始めた私たち。
 「私もそれこないだ観てすごく感動しちゃって。どうしても言いたくなっちゃってー。」とおねーさん。
 すごくよかったよね。
 ラストシーン、ぐっ。ときちゃった。
 この映画にまつわるあれこれを、急行電車3駅分語り合い、わかれました。
 こういうことってなかなかないことなので、うれしかったなー♪
 『赤い風船』という作品を通した、こんな小さな出会いや奇跡がみなさんの元にも訪れますように。。。
 
スポンサーサイト
【2008/09/01 23:50】 | cinema | トラックバック(0) | コメント(4) |
<<おなじみコンビの新ドラマ | ホーム | 雨だけど花ざかり(追記)>>
コメント
これ、いつ何を見た時だったか忘れちゃったけど予告を見て気になってました~。
いいハナシなんですねー、お金と時間に余裕あったら見に行きたいです^^
って8月9月映画見すぎだから。。。orz
【2008/09/02 23:19】 URL | miyako #-[ 編集]
☆miyakoさん
予告編ご覧になられたんですねー。
あの音楽と風船。これだけで胸があつくなってくるようです。
ステキな作品ですよ♪
miyakoさんもお好きそうな感じではないかと。
余力があれば(笑)ぜひぜひお出かけくださいませー。
【2008/09/03 11:40】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
にゃーっ!
気になってました。
うすらぼんやりしてたら、京都の公開おわってたよー。
今となってはナナゲイまで出向かないとみられないのかしらん?

今月は京都駅ビルフランス映画祭。
オットがユロおぢさんに会いたいようとしきりにねだるのですが・・
(きゃつはユロ&セルゲンさんの熱狂ファンである過去をもっているらしい)
【2008/09/05 00:48】 URL | きの子 #-[ 編集]
☆きの子さん
啓さんのレポレポで気になって観てしまいましたー。
観てホントによかったよv-218
ひさびさのナナゲイもなんかうれしかったし。
きの子さんもぜひお出かけください。わざわざ出かける価値のある作品ですよーv-411
駅ビル映画祭、新作もお安く見れるのでワタシも気になっています。
「水の中のつぼみ」
観たいな♪
【2008/09/06 01:20】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://chinoiserie.blog103.fc2.com/tb.php/328-51ccf643
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

小桃

Author:小桃
あのまぶしい太陽がなつかしい。
暑い風がなつかしい。
この映画を観たせいか、
台湾熱にうかされてます。
ヨーロッパはどこへやら?(笑)
今年は台湾へ行きたいなー♪
 
どっぷりASIAに、ちょっぴりFRANCE。
くるくるキョロキョロ
いろんなことに興味深々。
気ままにいろいろ書いてます。
よろしければおつきあいくださいませ。

基本的にはLinkフリー☆
その際はぜひコメント残してくださいね。

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

ブログ内検索

月別アーカイブ

最近のトラックバック

カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

My blog

このブログをリンクに追加する

Official Site

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。