しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
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これぞ本場の「トゥーランドット」
 
 
 今春、各地で話題になってた『トゥーランドット』
 ミュージカルをスルーしてしまったので、遅ればせながらドキュメンタリ映画で後追いしてみました。
  
 今月はずっとお部屋で、プッチーニ三昧♪
 オペラもLive。 予習はしっかりしないとネ。392
 
 いざゆかん。220
 ということで、とある大学の上映会に出かけてきました。
 
 
 今から10年前、歴史に残る国際的オペラ・プロジェクトが開催―
 プッチーニ最後のオペラ『トゥーランドット』がイタリアから本場 中国 北京紫禁城で上演される。というミラクルな公演が執り行われました。433
 フィレンツェ歌劇場のズービン・メータが指揮をとり、演出を映画監督 張芸謀チャン・イーモウ)が担当するという異例の企画。 大成功を収めた今公演までの道のりをアラン・ミラー監督が追ったドキュメンタリー。
 ドキュメンタリとはいえ、逸作で・・・上映後は皆でほぅ。っとため息つくほどでした。
 夢の舞台を成功させようと力を尽くす、アツき芸術家たちのタタカイ237
 『トゥーランドット』の壮大な音楽と共に追ってきましたよー。

 『トゥーランドット』は、王女の名前。
 伝説時代の中国 北京―紫禁城にいた美しき姫は、結婚の条件を皆に布告する。
 一つ、 王子であること。
 一つ、 3つの謎を解いてみせること。
 謎が解けなければ、容赦なく処刑されるという厳しい条件。 挑む王子たちはあえなく散っていった・・・
 
 その謎ときに挑戦する命知らずがまた一人―
 元ダッタン国王の父と共に旅をする王子カラフ
 トゥーランドット姫の美しさに魅せられ、一目で恋に落ちてしまう。
 謎を見事に解き当てるカラフでしたが、氷のように冷たいトゥーランドットの心はまだ溶けてはいなかった。
 姫は、自分だけは誰にも渡さぬよう皇帝に懇願する。
 この様子を見て、カラフは逆に姫に謎解きを申し出る。
 それは明朝までに自分の名を言い当てれば、命を捧げる―。というもの。
 トゥーランドットは王子付の奴隷 リュウを捕らえ、その名を白状させようとするのだが・・・
 
 オペラ『トゥーランドット』はそんなストーリー。
 イタリアのみならず、パリ、アメリカを舞台に作品を描き出したプッチーニが、その舞台に選んだのは中国でした。
 一昨年のトリノオリンピック時に、日本中でか流れたあの名曲「誰も寝てはならぬ」は、この作品の第3幕中、「異邦人(カラフ)の名がわかるまで、誰も寝てはならない。」のシーンで流れる曲です。
 今回はドキュメンタリ。 ダイジェストなのにこの曲はすごく印象に残りましたね♪
 さすがはオペラの巨匠 プッチーニ。 ビジュアルもカッコイイ178 
 紫禁城で歌われた歌手はそれぞれトリプル・キャストで上演されたそうですが、いずれもすばらしい歌い手さんなのでしょう。
 
 ワタシはオペラファンでもなんでもないので、そのへんのことはよくわかりません。230
 注目すべきはやはり・・・演出の張芸謀チャン・イーモウ)。
 何かと規制の多い大陸世界において、彼の作品の表現は目につくことが多いらしく、彼の演出参加はなかなか認めてもらえなかったそうです。
 しかしメータ氏は、演出できるのは彼しかいない。と一点張りで見事説得に成功433
 歴史遺産である紫禁城の使用が認められることにも一苦労し、ようやくこのプロジェクトがスタートしました。
 
 フィレンツェで行われた稽古風景。
 メータ氏の真後ろの席が芸謀監督の定位置です。
 「視覚効果ばかりを狙えばよい映画作品と比べ、且、歌手たちにベストな環境を用意しなければならない」 オペラの演出。 はじめての経験にとまどうかと皆が思っていたそうですが、不安は払拭。 芸謀は柔軟に対応してくれたようです。
 
 場所を北京。 紫禁城に移した頃にはすっかり作品の世界にのめりこんでいた張芸謀。
 舞台芸術をいかに豪華に見せるか。
 明朝時代の衣装をどれだけリアルに再現できるか。
 トゥーランドットの処刑人が演じる剣舞。 舞台の転換。
 「舞台には踊り子もたくさん登場するが、彼女たちに見とれずしっかり演技に打ち込むように!」
 「―是。」
 ビシッ!とバシッ!と硬派に鍛えたエキストラの訓練に至るまで、すべて”中国人の誇り”をもって挑むよう激を飛ばします。
 かたやラテンの国から、亜細亜のじめっとした空気の中に連れてこられた歌手たちは、
 「そんな悪趣味な冠、私はつけないわ。」
 「一度も休んでいないから」 「彼らも疲れているんだよ。」とか言ってのける。229
 そんな彼らに苦笑いの芸謀に、最後の敵が挑みかかる・・・照明戦争勃発!
 舞台の陰影を出したい欧米の照明趣向に対し、色とりどりの艶やかな衣装を魅せたい芸謀の照明方法が真っ向対決217
 「はっきり言うけど、この照明はよくない。」
 ・・・芸謀がはっきりキッパリ言いすぎたことで、相手も呆然356
 てこでも動かぬ石のように固い意志を持つ中国の巨匠を前に、折れる(しかない?)イタリア陣営。 さまざまなタタカイの果て、創り上げられた一世一代の大舞台は・・・見事大成功を収めたのでした。424
 
 芸術
 とは、こういうタタカイの中きゅっと磨きぬかれてゆく―
 『トゥーランドット』は10年も昔の舞台演出なのに、芸謀のこだわり、想いはちゃんと最新作『満城盡帶黄金甲』に受け継がれ、さらに北京五輪開会式の演出にも活かされることでしょう。
 選ばれるのには理由がある。
 なにかのキャッチコピーのようですが230このひとに委ねていればダイジョウブ。221
 張芸謀監督が次に生み出す作品が待ち遠しいばかりです。
 

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【2008/05/30 19:52】 | カンゲキ | トラックバック(0) | コメント(2) |
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【2008/05/30 20:53】 | #[ 編集]
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【2008/06/01 00:21】 | #[ 編集]
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