しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
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究極の選択
  ノートルダム・ド・パリ Notre-Dame de Paris
 
 フランスの文豪 ユゴーの傑作、ようやく完読いたしました。
 この作品は、映画やアニメにもなってるし、オペラにローラン・プティのバレエ、近年ではミュージカル・・・いろいろとアレンジされてはいるのをちょこちょこ目にはしていたものの、肝心要の原作はずっと知らずにいたワタシ。
 読み終えて、あらためてユゴーのすごさを思い知りました。433
 よく彼の作品には、この世に存在するあらゆるタイプの人間が登場している。と言われますが、この作品もしかりかり。
 すべてのひとの心の中を見透かしでもしているような語り口にいつも驚かされるばかりです。
 
 
 ”Femme Fatale (運命の女)
 一人の女の出現が、時に人生を狂わせてしまうこともある。
 自由にさすらうジプシー エスメラルダに出逢ってしまった三人の男の運命のゆくえ。 追っかけmemoしてゆきますねー。  
 男その① カジモド
 ノートルダム大聖堂の鐘突き男。
 顔にこぶがあり、背中はせむし。 あまりの醜さに母親に見捨てられてしまったほどだトカ。
 ”カジモド”というお祭りの日に拾われたので、その名がつけられました。
 推定おそらく20歳くらいの青年。
 見かけがコワくてみんなが脅えるからか、自然大聖堂の中に閉じこもりっきりの生活を送ってきたカジモド。 ゆえにとってもナイーヴ。そして驚くほどにピュアなヤツ。
 ただひとり。 自分を拾って育てあげてくれたフロロにのみ、盲目的に服従しています。
 ・・・エスメラルダに出逢うまでは。そして恋をするまでは。 
 
 男その② フロロ
 ノートルダムの副司教。
 若き折から優秀で、4つも大学を出た秀才。神学のみならず、研究にも熱心に取り組み、ついには錬金術にまで手を広げてゆくほど356
 20歳でこの地位を得るも、出来の悪い弟が家名を汚しいつも足をひっぱることが悩みの種となっている。
 弟の罪ほろぼしの気持ちで、カジモドを養育することに。
 それから16年。 ・・・ということで、推定年齢 四十路手前くらい(?)カト。
 それなりに平和に暮らしていた。 ・・・エスメラルダがやって来るまでは。

 
 男その③ フェビュス
 若くたくましく、まるで278のようにカッコいい近衛連隊長。
 ただしカッコいいのは見かけだけで、中身はただの女ったらし
 エスメラルダと出逢う前も出逢ってからもずっと変わらずそんな感じ。
 婚約者がいるにも関わらず、平気でエスメラルダを誘ってくる浮気野郎。ウソつき野郎です。217
 
 も・し・ものハナシ219
 自分がエスメラルダのように、16歳の美しい踊り子だったとして、この三人から愛をささやかれなんてしたら、どの男を選びます?
 はっきりいって究極の選択です。229
 
 155おこたえ
 
 ①カジモド を選んだ心の清らかな方
 見かけを気にせず、心だけを見るならば、きっとカジモドが一番218でしょう。
 でもきっと聖域 ノートルダムから一歩も外に出れません。393
 お友達はガーゴイルとたまに飛んでくるハトさんだけ。 ささやかな幸せはきっとある・・・ハズ?
 
 オススメ作品:ジャン・ドラノア監督 『ノートルダム・ド・パリ』 (1956 仏伊合作)
 主役カジモドにアンソニー・クイン、絶世の美女エメラルダをジーナ・ロロブリジーダが演じます。
 原作にとっても近いストーリー展開なので手っ取り早く作品の世界観を感じることができますヨ♪
 
 ②フロロ を選んだマニアックさん
 カトリックの神職者にとって恋愛はタブー。 ましてエスメラルダは異教の女なのであってはいけない恋なのです。
 なのに惹かれてしまう・・・ナゼナゼナゼダ?ドウシテダ??
 そういう苦しみすべてを、きっとあなたのせいにされちゃうでしょう。183
 想いはあふれ、突然とんでもない行動にはしるカレ。
 カジモドを使って拉致しようとするわ、襲いかかるわ、そしてそして恋人との逢瀬をストーキング→恋敵を刺す!
 →その罪をエスメラルダに着せる。12
 あなたの末路は暗いです・・・とっても。
 
 オススメ作品:ミュージカル 『Notre-Dame de Paris』 (1998 Paris)
 ぶっちゃけフロロがいいわけありません。230
 ので、当然彼中心の作品なんてありっこないわけなのですが、歌い上げると感動をさそうもので。
 禁断の恋にのめりこんでいってしまうせつなさ。哀しさ。そういうフロロのキモチが伝わてくる気がします。
 
 ③フェビュス をやっぱり選んでしまう面食いさん
 あまい238ひとときが待っているでしょう。
 でも・・・ひとときだけ。
 しょせんはジプシー、流れ者。 そう軽んじられているのを忘れてはいけません。
 たとえエスメラルダが無実の罪で処刑台に上がっても、自己保身のため口をつぐむ・・・フェビュスってそんなヤツなのです。217
 それを承知でひとときを楽しむか、カレのウソをほんとうと最後まで信じてのってみるか。
 そうして割り切れてればまだ救われるかも。。。
 
 オススメ作品:でずにー製作 『ノートルダムの鐘』 (1996 米)
 本来はオススメできない作品です。 だって原作を大ドンデンしちゃってますから~430
 コレ、フランスでは大ブーイングだったんだろうな・・・
 でもフェビュスを好きならオススメですヨ。392
 原作ファンには、そのちがいにツッコミを入れながら見るという楽しみ方もできるかも。ププ
 
 わたし?
 私はダレを選ぶかというと・・・反則で、詩人のグランゴワール176 
 『レ・ミゼラブル』と同じく、今回も登場人物が全滅する悲劇的エンディングの中で、唯一のプチ・ハッピー・エンディングを迎えるのがこの男なんですからネ。
 
 ・・・全滅。
 ネタバレしたやん!と怒られそうですが、フツーには殺してくれないのがユゴーのスゴイとこ。 カジモドとフェビュスの特異な死に方。 そして一番の見ものはフロロの壮絶な死に様でしょう。219
 数々の文化が花開くルネサンス以前、中世の時代背景、社会体制が何気にうかがい知れるのも、ユゴー作品ゆえに成せたワザ。 読み終えてから、パリの街を歩き、ノートルダムの尖塔を目にすれば、またひとつちがった感動が待ってるかも♪

 
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【2008/04/19 23:47】 | フランスいろいろ | トラックバック(0) | コメント(2) |
<<雨ニモマケズ | ホーム | ヤー!!!>>
コメント
こんばんは。
②のマニアックさんを選んでしまったけど、、
暗い末路なのね。いやだわ。

「せむし男」っていえば映画「キャンディ」のあの人のイメージしかありませーーん。
レミゼも読んだことないので、こんどチャレンジしてみたいです。
小桃さんはフランス語でお読みになったの?
【2008/04/21 23:42】 URL | きの子 #-[ 編集]
☆きの子さん
どぶワイン会、せっかくお誘いくださったのに行けなくて残念でした。
たっぷり飲まれましたー?いいなぁ♪
そしてなんでまた②を選んでらっしゃるのか?
さすがはきの子さん。爆笑です。
そして『キャンディ』
せむしのアズナブール・・・インパクト大でしたね、そういえば。
でもカジモドはあんなやらせろ!男なんかぢゃないですよi-229
ユゴーはホントにすごい作家ですが、気分によって、突然歴史や社会情勢を語りはじめるので困ります。そういう時はその章、ざっくりとばし読みして読んでください。ワタシも原語でしたが、モチロンどばどばとばし読みしたクチです。。。
『ノートルダム』もよかったですが、やっぱり『レミゼ』、オススメですよー。v-392
いっそのこと読書会で提案してみます?長いかな。i-230
【2008/04/22 19:38】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
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