しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
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ココロのキョリ
 王家衛ウォン・カーウァイ)の新作 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』観てきました。
 

 風の便りにきいてた通り、全編英語づかいのアメリカ・ロケ。
 ニューヨークの街角、メンフィスベガス
 舞台はバリバリのアメリカなのに、スクリーンに映し出される風景はどこか香港マカオ。時にはブエノスアイレスと。カーウァイ作品を彷彿させるシーンだったりして219
 失恋娘が入り浸るダイナー。窓越し目線。 置いてきぼりのカギ。 街角にコツンと小気味よい靴音が響くハイヒール。 文字盤時計。 ちょっとレトロな路面電車。 過去を忘れる酒に溺れる一人の警官と”スー・リン”という女性の物語。 女ギャンブラーの名前が彼のひとと同じだったり、おまけにそのコが金髪娘だったり。
 カーウァイお気に入りのキーワードがてんこもり。433
 世界観はそのままに、でも別のストーリー。 あたらしい王家衛作品がそこに確かに誕生していました353  自らが語るように、「デビュー作」。 新しい出発点となった記念すべき今作品のこと、すこし語っちゃっていいですか?
 155ネタバレなしで、書いてみます。よろしければ読んでやってくださいな。
 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』を観て、いちばんに思い浮かんだコトバがコレ21
 「その時、ふたりの距離は0.1ミリ ○時間後、彼女は彼に恋をした。」
 金城武演じる警官223の言葉で語られる、『恋する惑星』冒頭の印象的なこのセリフ。
 たとえば・・・「雑踏ですれ違う人の中に、将来の恋人がいるかもしれない。」
 何千、何万、何億もの人たちの中から、”たった一人”のひとを見つけることは、途方も知れないことに思える。 その時にすれ違った距離がいかに近かったとしてもココロの距離はまだ果てしなく遠いものだろうから。
 そしてもし運よく、その”パートナー”に出逢えたとしても、近くにいても、ココロの距離はずっとはきっとはかれない。
 その隙間にあるどうしようもない淋しさ。せつなさみたいなもの。
 そしていつかその隙間は埋まるカモ。って思わせる希望みたいなもの。
 そういう想いをずっと描き続けてきたのが、王家衛なんだと思います。
 
 
 舞台はアメリカに様変わりしても、その作風はゆらいだりしなかった237
 家衛ってホントにすごい424
 
 歌姫 ノラ・ジョーンズ
 
アカデミー俳優 ジュード・ロウ
 レイチェル・ワイズナタリー・ポートマン・・・
 そうそうたる俳優陣もしかり。
 
 映画デビューとなるノラの演技はとても自然で新鮮だったし、ジュード・ロウにいたっては、=まんまジェレミー218 演じるというより、なりきっていたようにお見受けしました。237
 家衛といえば、かなりスリリングな撮影方法を執ることで有名。 すべては役者次第にお話は展開してゆくわけなのですが(笑)、それぞれの個性が存分に描き出されたからこそ、アメリカ版王家衛作品としてのオリジナリティが強まったような気がします。
 家衛ファンはきっといろいろ楽しめる作品でしたが、はじめて家衛体験される方々の反応はどうなんだろう??? ちょっと気になるところですネ356
 
 『恋する惑星』で王菲フェイ・ウォン)が歌った「夢中人」が映画にピッタリだったように、今回もノラが印象的な曲を歌ってくれました。
 
 Norah JONES 「The Story」

 さて。そのStoryのこともチラリとだけご紹介392
 今回キーとなるのは、タイトルにもある”ブルーベリー・パイ”
 元々、主演のノラ・ジョーンズの一番キライなパイがコレだった。ってことがきっかけだったそうなのですが・・・229
 「なぜかいつも売れ残る」そのパイ。
 なのに毎日それを作ってくれるひとがいる。 「もしかしたら、君が食べにくるかもしれないから。」と。
 そしてそのブルーベリー・パイに癒されるひとがいる。
 1,120マイル離れたメンフィスで。 5,603マイル離れたラスヴェガスで。 こんなに遠く離れて、”まわり道”して、ようやく気づいたこと。 それは・・・
 
 「あなたのブルーベリー・パイは世界一おいしい」
 
 エリザベスとジェレミーのココロのキョリを埋めたのは、ちょっとあまずっぱいブルーベリー・パイ175
 
 もしかして人が旅立てるのは、帰る場所があるからなのかも。
 また逢える。
 そんな予感がするからこそ、そこを離れることができるのかもしれません。 

 公式サイト:『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
 
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【2008/04/05 23:34】 | cinema | トラックバック(0) | コメント(6) |
<<想入飛飛! そして感涙 | ホーム | さよならのかわりに(追記)>>
コメント
おっ、遂に行ってこられましたか?先陣小桃さんにつづき、わたしも今週こそは行って参ります。また、そしたら感想かかせてくださいね~
先日のぴあでのカーウァイコメントに「この映画は当初予定していた花様年華の第一部エピソードの焼き直しともいえる」とありましたよね。それならば、と花様年華をもういちど見返しました。マギー・トニー版の幻作品もみてみたいけれど(ほんとに、きまぐれ監督なんだからぁ~)、アメリカ版でも小桃さんをうならせたのなら、安心して見に行けます(笑)
実は、中華ではアーメイがすきなら、英語歌ではノラがすきな私。なので・・・・映画音楽もとってもたのしめそうで嬉しいなぁ。カーウァイ作品は、なんといっても音楽センスもばっちりですもんね!
では見てきたら、またお邪魔しまーす!
【2008/04/06 22:42】 URL | やよい #-[ 編集]
やっぱり大好き小桃さんのレポ。

(あ、お久しぶりです。
もうネット環境ばっちりなので、毎日チェックさせていただきますからね!ふふ)


素敵なレポ&作品選びにいつも脱帽ですv-22
その文才がうらやましい限りです。

これ、私も絶対に見ます!カーワイの映像大好きですし。
ノラは曲よりもヴィジュアルが好きです。歌声はもちろんすばらしいですけど。
【2008/04/07 01:21】 URL | heidi #x5iox0RQ[ 編集]
☆やよいさん
すごく楽しみに。大事に大事にとっておいた。
そんな気合いの映画鑑賞でした。
『花様年華』の焼き直し。
なんかそんなこと、キネ旬でも語ってましたネ、王家衛。
『花様年華』は『欲望の翼』のつづき。という説もありますから、『花様』に盛り込め切れなかった『欲望』ストーリーを2個とばして今回のアメリカ作品で描き出した。そんなくだりが確かにありました。
でもうまくmixされてて、続いているんだけど、別のストーリーにちゃんとなってる。
家衛ってホントにすごい監督です。
ノラの音楽が流れてきたときからずっと、”ブルーベリー・ナイツ”にひたりっぱなし。
音楽にも並々ならぬこだわりを持つ家衛ですが、ノラの歌声は今作にぴったりしていてステキでした。
言い出したらきりがないし、発見することもてんこもり。
なので、なので、はやく観てきてくださいねーv-222
【2008/04/07 21:43】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
☆heidiさん
祝・ネット生活復活!
ごぶさたしております。また遊びにいらしてくださったんですね。とってもうれしいです。
あいかわらずもろもろちょこちょこ書いてます。
よろしければ以前のように、ご愛顧くださいませー。
前置きが長くなってしまいましたが、『ブルーベリー・ナイツ』、なんと言われようと、ワタシはすきです。
カーウァイ迷にはふかく。
はじめてカーウァイを体験される方にも愛される。
二重で楽しい映画かも。
まずは一度、何も考えず劇場へゴーしてきてください。そしてひたってきてください。
映画のエンドクレジットが流れる頃には、ノラの歌声が身にしみてくるはずですよん。v-392
【2008/04/07 21:51】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
きのうようやくレイトショー観てきましたよーー。

いろいろお得意のメタファーがてんこもりでしたね♪
ポートマン演じる「レスリー」にはほんと、うれしくなっちゃいました。。
ノラかわいかったねー。レイチェル・ワイズもすごいよかったし。
そして昔は繊細すぎて(?)苦手だったジュード・ロウがものすごくステキでした。。。
むかしは「若禿げ」呼ばわりしてごめんなさい、謝ります。

となりの外国人さんがずっと巨大キャラメルポップコーンボックスをむさぼり食ってたので、終始あま~い香りに包まれての観賞でした。
帰りにはもう我慢できず、ようやく見つけたお店で買って帰って食べましたよ、
ブルーベリーパイv-274 もちろんアイス付きでね♪
すてきなブルーベリーナイツでした。
【2008/04/22 00:01】 URL | きの子 #-[ 編集]
☆きの子さん
メタファーv-353
そうかそうね。そういう風に言ったらピッタシ!
盛りだくさんすぎて、おなかいっぱいになっちゃうよね。
そしてブルーベリー・パイ。
ワタシも数日後、ガマンできずに食べました。アイスつけてv-238
でもお店にはジュード・ロウなどいるわけもなく・・・
きの子さんと同じく、今までカレを意識したことなんてなかったけれど、どうしよう。
めっちゃ惹かれましたわーv-10
ジュードさんが。というより、このテの男に弱いだけなんだと思う。たぶん。。。v-356
またいろいろ語りたいですな♪
【2008/04/22 19:43】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
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暑い風がなつかしい。
この映画を観たせいか、
台湾熱にうかされてます。
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今年は台湾へ行きたいなー♪
 
どっぷりASIAに、ちょっぴりFRANCE。
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気ままにいろいろ書いてます。
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