しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
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第60回 カンヌ映画祭の顛末
  
 昨日は早朝から、
 カンヌ!カンヌ!!カンヌ!!!
 河瀬 直美監督がグランプリを獲得されたそうで♪
 受賞 オメデトウゴザイマス☆
 NHKハイビジョンでは、最新作『殯(もがり)の森』の特集番組が放映中ですよー。
 同じくカンヌで”Caméra d'Or”に輝いた『萌の朱雀』を観て以来、河瀬監督のファンだったりしたので、ものすごーくうれしいデス。
 
 このひとのがすき。
 この上なく真摯に、人々を。
 自然を見つめ、描き出す。
 心の中を見透かされているようで、たまに痛々しくなるほど、ただただまっすぐに
  
 
 そういう気持ちで撮り上げるからこそ、彼女の描き出す風景も自然と美しく見えるのでしょう。 批評家たちも絶賛してましたが、風に凪ぐ緑のなんと青々と美しいこと。 他のひとにはマネできない何かが河瀬監督にはあるのです。
 

 そんな日本のKAWASE監督、喜びの会見はいかがだったのでしょう?
 一足遅れましたが、記念すべき60回目のカンヌ受賞作品を追ってゆきたいと思います。
 

 【Le palmarès du 60e Festival de Cannes】
 
 <パルムドール>  
  Cristian Mungiu
  『4 mois, 3 semaines et 10 jours (四月三週と10日間) (ルーマニア)
 意味深なタイトルですが、どうやら胎児のことを指しているよう。
 舞台は共産主義 チャウシェスク統治下のルーマニア。堕胎が罪とされていたそんな時代に、身ごもってしまった一人の女の子のお話。 実際、ルーマニアでは1966年までそういう法令が施行されていたそうですワ。
 社会格差が生じる中、それでも生きぬいた人々をCristian Mungiuはどう描いたのでしょうか?
 構想一年、間6ヶ月、撮影を始める資金もなく過ごし、ようやく撮りあげた本作。 会見で監督がおっしゃっていた通り、「カンヌの大舞台での栄冠は、ルーマニア映画界の大きな躍進につながる。」 ことでしょう。
 授賞式のプレゼンテーターとしてやって来たのは、ジェーン・フォンダ。 変わらずおキレイです。
 
 <グランプリ (審査員賞)>   
 河瀬 直美
  『殯(もがり)の森』 (日本)
 ビックリしました。
 『火垂(ほたる)』のような情熱ある作品に比べ、本作は静かなイメージだったので、受賞はどうなのかな?・・・ト。
正直思ってたので。
 後にインタビューで、「どう評価されるか楽しみ。」と自信満々に答えられていた河瀬監督を見て、ほほぅ。と。
 有言実行! 見事、グランプリに輝かれましたネ☆
 「何かにためらったり、つまづいたりしたとき、大いな”力”の存在を信じることにしています。
  それは目に見えるものではなく、風であったり、光であったり、また昔の想い出であったり。 それらに触れたとき、また私達は前へ進むことができる。」 受賞時、そうコメントした河瀬監督。
 自然の力、人々の想いを大切に。まっすぐ進み続ける彼女だからこそ、今回グランプリを獲得することができたのでしょうネ。スバラシイ☆
 
 『殯(もがり)の森』 は、監督自身の幼少時代をベースとしたストーリー。 河瀬監督は、二世代も年の離れた多くのお年寄りに囲まれ育ったのだそう。 また、彼女の身内に軽い痴呆者がいることが、撮影に踏み切るきっかけとなったようです。
 タイトルの”殯(もがり)”は、”喪”に服すとか、”喪”を示す場所の意。
 奈良のとあるグループホームを舞台に、認知症の初老の男と介護看護士が、森にある男の妻の墓参りに行くというお話なんだそう。 公開が待ち遠しいです。
 公式サイト:『殯(もがり)の森』
 お写真は、上映時のもの。 着物姿がすてき♪
 
 <60周年記念賞>
  Gus van Sant 『Paranoid Park』 (アメリカ) 
  
 <最優秀女優賞>
  
  Do-Yeon Jeon 『Secret Sunshine』 (韓国)
  
  プレゼンテーターは、アラン・ドロンさまでした。→ 
 
 
  
 <最優秀男優賞>
  Konstantin Lavronenko 『Le Bannissement』 (ロシア)
 
 <最優秀監督賞>
  Julian Schnabel
  『Le Scaphandre et le Papillon (潜水服と蝶) (フランス)
 
 
 <審査員賞>
  Marjane Satrapi
  『Persepolis』 (フランス)
 
 お写真は会見時のもの。
 春に東京へお出ましされた時も驚かされましたが、
 またしても若々しすぎるゾ。ドヌーヴ
 
  
 
 
 Carlos Reygadas 『Lumière Silencieuse (静かな光) (メキシコ)
  
  Fatih Akin et Wong Kar-Wai <最優秀脚本賞>
  Fatih Akin
  『de l'Autre côté (向こう側で)
  (ドイツ)
 
 collègueと称し、映画祭中、王家衛との2ショットが撮られてました。
 コラボしたことあるのかな???

 
 
 
 <Caméra d'Or (新人監督賞)>
  Etgar Keret,Shira Geffen 『Meduzot (くらげ) (イスラエル)
 
 
 ということで、今回は王家衛の受賞ならず~・・・。
 話題でモリモリの作品よりも、地味でもしっかりつくりこんでる作品が評価されるところが、カンヌのすばらしさ。 トハイエ、ちょっとザンネンでした。
 日本公開されたら、自分の目で確認しなきゃ! 『My Blueberry Nights』!!
 
 (Festival de Cannes 公式サイト:AFP・BBQ/Yahoo! FRANCE)

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【2007/05/29 20:50】 | フランスいろいろ | トラックバック(0) | コメント(3) |
<<Jay ウゴク | ホーム | 「V.DUBB」@香港>>
コメント
NHKでもがりの森、見ました~
奈良の自然が、あんなにも人の情緒をかきたてるとは!そして、びっくりしたのはあの痴呆の方の役を演じてるのがプロの俳優さんではないということ!介護者との絆、なくしてきたものへの共感・・・さすがカンヌで選ばれた作品って感じでしたv-360

そしてアラン・ドロンの老けぶりにびっくりですv-405
【2007/05/30 02:10】 URL | maria #YTEMg4lg[ 編集]
もがりの森、我が家ではハイビジョンがみれないので残念とおもってたら、友達が貸してくれるとのこと。わたしも見るのが楽しみです~

パルムドールはルーマニアの映画だったんですね。あのチャウシェスク政権下なんて・・・・どんな時代だったのか、結構興味あります。

最優秀女優はチョン・ドヨンだったんですか~ すごいなぁ、彼女は新婚ほやほやだし、まさに幸せの絶頂でしょうねぇ。そういえば、アラン・ドロンは重病説がでてたけれど、元気そうでよかったですねっ!
【2007/05/30 22:05】 URL | やよい #-[ 編集]
☆mariaさん
あの痴呆の方の役者さん。
わたしの行きたかった喫チャ店のおやぢさんらしいです。これはぜひとも行かなくては~!
でもその前に映画が楽しみです。
アラン・ドロン、ちょっと別人のようですよね。こないだ『サムライ』の精悍な彼を見たところだったので、ちょっとビックリしました。
やよいさんの↑コメントで、病気してたって知り、これまたビックリ!ダイジョウブなのかなー?

☆やよいさん
近年のパルムドールは、欧州連合モノが強いように思えます。
この監督は、撮影に苦労したようですし、ルーマニア映画ってあまり見たことないから、今回の受賞で活気づけばイイナ。って思いました。
亜細亜の授賞式と違って、どこかオトナな自分がいます。(爆)
私は韓国俳優さんにとてもよわいので、チャン・ドヨンさんてはじめて拝見しました。映画のワンシーンの表情がとてもかわいらしく、受賞もナットクです。
はやく受賞作をスクリーンで観たいけど、日本に来るのは・・・いつなんでしょうねぇ。。
【2007/05/31 00:53】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
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