しのわずり☆日記 ASIA-FRANCE VU PAR・・・
亜細亜ところどころ。フランスところどころ。 中華かぶれの日々を送る元フランス好きの日記です。
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目ヂカラくらべ
 
 梁朝偉トニー・レオン
 湯唯タン・ウェイ
 王力宏ワン・リーホン
 
 この3人で”目ヂカラくらべ”をしてみれば、モチロンのこと殺目王・トニーがブッちぎって優勝すると思ってました。

 と・こ・ろ・が・・・デス。
 力宏演じる鄺裕民クァン)のまっすぐでキラキラ輝く353瞳に、落葉歸根そのままの気持ちを映し見ては驚き、そして何より、王佳芝ワン・チアチー)役に抜擢された新人女優 湯唯タン・ウェイ)・・・

 目がとりわけくりっと大きいわけではなく、むしろ三白眼?とも見てとれる彼女ですが、”化け”てきましたねー237
 無邪気な少女の面持ちから、抗日活動に加わり、易(イー)との関係を重ねてゆくことで成熟した大人のオンナに変わってゆくさま。
 ちょっと伏せ目がちに窺う様がびくびくおびえているように見えたり、時にひどく淫靡だったり。。。とてもアンバランスで、それがとても魅力的でした。

 三者三様のまなざしが向かうその先に待っている運命―
 それを見届けに、李安アン・リー)の最新作 『色|戒ラスト・コーションを見に行ってきました。 公開初日の前のめり鑑賞30なんてひさしぶり♪ でも待ちかねた分、いろんな意味でスゴイ作品でしたヨー433
 まだお披露目ほやほやなので、ネタバレなきようチラッとご紹介するにとどめておきますネ155
 1940年代 日本占領下の香港・上海で繰り広げられる男と女の究極の駆け引き。
 祖国を憂い決起を呼びかけるクァンリーホン)にほのかな想いを寄せていたチアチータン・ウェイ)は、彼に従い抗日運動に身を投じてゆく。
 ついには日本軍傀儡政権下の顔役 イートニー)に近づく女スパイとなったチアチー。 イーを暗殺するため、マイ夫人になりすまし彼を誘惑。 危険な逢瀬を重ねていた。
 「はやく(決行)しないと、わたし・・・」
 イーとの関係が深まるにつれ、次第に揺れはじめるチアチーの心。
 それを苦渋の想いで見守るしかできないクァン。
 イーの想い。そして運命はどこへ向かってゆくのか。
 ”その愛は、許されるのか?” ”その愛は、真実なのか?”
 その答えはすべてラストシーンに綴られています― なぜならそれがきっちり李安だから221
 
 李安アン・リー)という監督は、しずかにすこしずつゆれ動く心理描写を、とりわけ”ていねいに”みせてくる監督さん。
 今回もしかり。
 すこしずつ近づくイーとチアチーの心の揺れを見事に描き出していました。424
 その手法が・・・”極限の愛”といわれる問題のベッド・シーン。
 スパイという身のチアチーが、ギリギリの毎日を送っていたように、イーもまた特務機関のトップとして常に命を狙われる立場にあったわけで。
 立場は違えど、同じ心理状況下にあった二人が堰を切ったように愛し合う。 時にゼムクリップのように絡み合いながら・・・229
 すべてをさらけ出し、自らを解放できる唯一無比の相手として相手を認め、本当の意味で結ばれる(?)までが、言葉はなくともこのシーンですべて語られているように思いました。スゴイ!
 全カットで封切られた地域もあったようですけど、このシーンはすごく重要だったかと219
 二人の愛・・・というより、これはもうチアチーの必死の戦いの場なんですね。
 たとえば、売国奴のイーに対する抗日家のカオだったり、一人の女として必死で彼への想いに耐えているようであったり。。。 イーにしても同じくそうだったのかもしれません。 観ていて、いやらしい。というのではなく、むしろせつない気持ちになりました。
 これだけの想いをぎゅっとこの一場に表現した、トニーとタン・ウェイの演技力。 そして李安の導演力に感動です。
 
 アン・リー X トニー・レオン
 この取り合わせに、公開前から期待してはいましたが、その期待をはるかに超えた作品が出来ちゃったー!433という感じ。
 ヴェネチア金獅子賞を獲ったのもナットクのすごい出来ばえ218 (詳細はコチラでどうぞ。)
 カーウァイ作品では、ナイーヴな男を演じることが多いトニーが、今回は力で国も女もねじふせちゃうような男を演じたわけですから。 まさに新境地となった記念すべき一作となったのではないでしょうか。
 悪役・イーを、ただのワルで終わらせなかったのも、トニーだったからこそできたワザ。 ラストシーンでみせるイーの苦渋の表情・・・あの瞳の奥に、すべての身分を剥いだ真実のカレの姿が見えた気がしました。
 用意周到・完璧主義な監督 アン・リーと、スポンジのような吸収力をみせる俳優 トニー・レオン。
 また二人のコラボが観てみたい。 そんなことをさっそく願ってしまう作品です。
 見逃さないよう、映画館へお出かけくださいませー222
 
 公式サイト: 『色|戒 (ラスト・コーション)』

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【2008/02/03 23:32】 | cinema | トラックバック(0) | コメント(8) |
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コメント
わたしも初日、がっつり観てきました!満を持して~
湯唯の演技はほんとに凄かったですよね。圧巻でした・・・・ 学生時代のほんとにすっぴんピンな純なあどけなさ から、一転誘惑をしかける小悪魔な表情。ほんとにクルクルとかわる表情はすばらしかったですね。チャン・ツィーと同い年の彼女、台頭していきそうな才能の持ち主、これからの活躍がとても楽しみです。
わたしも大いに語り合いたいところなのですが、ネタバレになってもこまるし・・・当たり障りなく。
トニーの演技の抑えた演技もよかったですね。ワンが火のような情熱と意志をもつとすれば、イーは水のような冷徹さをもつ。この2人の思いが重なるのが、あの物議をかわしているベッドシーンですよね。わたしもあのシーンは、まったくいやらしくなく、むしろ何ともいえない思いがじわじわと後になっておそってきますね。わたしも大人になったものだ(笑)
壺としては・・・トニーさまの「部屋をかりて」にほころぶ笑顔、一瞬すっごくかわいかった。そして、宝石のシーンでは、これは「女は絶対いちころになる」って憎い演出。ラストの表情、わたしも胸にぐっときました。あの逃げっぷりは、思い出すと、ちと笑えます(爆)
力宏の演技も予想以上によかったですよね。不器用まっすぐな学生運動家から、愛しながらも、同志として使命を全うしなければならない苦悩をよく演じていたと思います。
イーの奥さん(ジョアン・チェン)は、二人の関係きづいていたんですかね。あの麻雀シーンではなんとなく、わたしはそう感じたのですが・・・・・。
久しぶりに余韻を楽しめる映画でした!
【2008/02/05 00:27】 URL | やよい #-[ 編集]
☆やよいさん
やよいさんも初日にお出かけされてましたかー?!
またまたシンクロしてますやん。爆爆爆
湯唯って女優はスゴイかもですね。
李安がスゴイのかもしれませんが、次回はどう化けてくるのかすごく楽しみです。
トニーは背中で演技できるすごい俳優だ。
とか称されていますが、瞳でモノ言うこれまたすごいワザをお持ちでー。『色|戒』ではカレの目づかいから目が離せませんでした。
すごいベッドシーン
この”すごい”に、いろんな意味の”すごい”を含めて言いたい。そんな気になるのもこのひとの目ヂカラあればこそ。
快楽というコトバではくくれない。何か。
なんかそんなモノが二人をつないでる。そんな風に感じたシーンでした。
・・・わたしもちょっとは大人になれたでしょうかー?(笑)
ツボどころは、やよいさんと同じくラストの指輪のシーンですね。
ああ。これは愛の物語ではなく、”タタカイ”だったんだ。
ってことが一瞬にして思い出される重要な場面。それからラストに至るまで、トニーはすばらしい演技をみせてくださったと思います。
そうだと予想はしてましたが、このイーって人物はトニーの新境地!
まったく何人の夫人と関係を持ってたのやら。。。なんかそんなことまで妄想しちゃう・・・あとひく作品でした。
はやくみんなに観てもらいたいですー。(ぢゃないと、語れないっ!!!笑)
【2008/02/05 21:39】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
まだ余韻がのこっているんですよ、じつは。
小桃さんのレスをよんで、またも語りたくなった・・・・ シンクロ、ほんとにどこまでシンクロするんでしょう(笑) 
そう、この映画は、たしかに「戦い」ですよねっ。命がけの戦いだからこそ、無防備になる二人の営みが重要になってくるんですよねっ。
ワンが唄うとき、イーは相当精神的につかれているんでしょうね。反日気運がたかまり、情勢も劣勢となってて・・・・
あのときのイーの弱さとワンの癒し。二人の心が最高に密着していたような気がします(営み以上に) あのトニーの目、ほんとに抱きしめてあげたくなりました。
しかし、ワンという女性のバケップリはすごかったですよね。最初、女優を演じることはクァンに対する想いだったのでしょうが、それが純粋に学生運動への思いに火がついたのでしょうか?国際結婚して祖国へ戻らない父への反抗心もあったんだと思うのですが・・・・
あれほどはまってしまったマー婦人への変身は、やはり最初からイーに対する恋がベースにあったのかなぁ・・・?じゃないと、度素人の女学生があそこまでて徹底して演じようと思えない気がして・・・そんなワンの想いがふかすぎて、色々かんがえちゃいます。
【2008/02/06 00:11】 URL | やよい #-[ 編集]
☆やよいさん
チアチーの歌。
あのあたりからですよね。イーがなんか変わってゆくの。
目だけで、そういうバックグラウンドまで描き出せてしまうトニーってすごい俳優さんです。
>国際結婚して祖国へ戻らない父への反抗心
うわ~。そうかも。
やよいさんに言われて気づいてしまった。
完璧主義の李安やったら、意味のないシーンなどあるはずもなく、だとすれば英国の父の話をするチアチー、手紙を書くシーン・・・すべてが李安の仕掛けた伏線ってことなのでしょうか。
スゴイーv-433
チアチーがいろんな意味で変わった要因・・・
私は恋愛とかそうゆう生ぬるいものではなく、ただ”引き返せない”だけだった気がします。
クァンへの想いはきっとずっとあった。
でも・・・遅かったんですね。3年も。なんかそうゆうセリフがあったような。。。
イーへの想いについては愛情というより、一種の同化? 何ていうのかギリギリを生きぬいている者同士の一体感みたいなものを感じましたね。
最後の最後でそんあ彼をあざむいている自分が許せなくなった。なので彼が逃げた後、のんきにウィンドーをのぞいたりして間を取ってみたのかな。と。
監督も言っているように、イーとチアチーの間にあった指輪”戒”の示す意味って、とってもふかい。
あれはいわば”心”と同じ重さをもったものだったのかもしれません。
とりあえず、今日組織の秘書が鑑賞してきたらしいので、明日は朝から「色|戒」会議ですv-220
いろんな想いがまだまだ秘められてそう。
何度も観たくなる、後ひく作品ですね。
【2008/02/07 00:14】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
小桃さま、やばいです。深みにはまってきました(笑)
引き返せない思い・・・・うーむ、確かに。で、クァンへの思いはずっとあったんですかねぇ。後半で彼女は確かに「なぜ3年前に。。。」と吐きだす台詞たしかにあって、切なかった。しかし、クァンをおもって恥ずかしがりながら、抗日運動の劇段に入った彼女と、マー婦人の仮面をかぶり、たばこを吸う女になるまでの、あの変貌ぶりはなんなんだろう。学生時代ですら、あきらかに別人なノメリ方でしたよね。イーにあったとき、「女」として、この男を落としたい みたいな駆け引きがうまれてしまったのでしょうか?クァンいわく、あのときは幼稚すぎた計画だったというけれど、ワンだけはそれ以上の執着を感じられました。
そうそう、彼女が映画館にかよい、号泣する映画(アメリカ映画)シーン。純粋な恋愛映画に感化する乙女な部分を表現していたのでしょうか?
ヤ○ーの映画レビューで、中国人の方が詳しく解説してくれてるコメがありました。やはり翻訳だと本来の意味がうすれていたり、当時の歴史的背景を踏まえ補足解説してくれてて、なるほどーーーという解釈がありましたので、是非是非みてみてください。
とくに、わたしは麻雀がわからないので・・・あの麻雀シーンの駆け引きはとても意味があったみたい。そして、イーが2重スパイだったらしい ということ。イーはワンの企みに気づいていたかもしれない ということ。
いろんな意見を踏まえ、もういちど観てみたいですねぇ~
で、会議はいかがでした???
【2008/02/08 00:43】 URL | やよい #-[ 編集]
☆やよいさん
だんだんずぶずぶハマってきましたね、我ら。爆
でもそうゆう作品って久々かも。 あらためて李安ってスゴイ監督だな。と思い知らされます。
チアチーがクァンに想いを寄せていた。
たとえばココに線を引くなら、上海で女スパイになる決心をした時、彼女はもうそこを越えちゃってたんでしょうね。もうちょっと言うなら、イーによって引きずり出された。笑
あの過激なベッドシーン、愛というより、流れにのまれる・・・それに必死で耐えている。って感じを受けたんですよー。チアチーがそこで耐えていた要因のひとつにクァンの存在があった気がして・・・
でもそれもいつかしら消えてしまったことを彼女も感じてしまったのでしょうか? あの「3年前に・・・」のセリフは案外おもたいです。
3年前に「そこまですることないよ。」と一線を越えようとする彼女を引き留め、抱きしめてさえいれば、チアチーにもそしてクァンにもちがう未来が見えたのかも。たとえばアメリカ映画みたいな恋ができたのかもしれません。
クァンは純粋すぎ、まっすぐすぎるー。
学級委員みたいな精悍な男の子に憧れるのは10代まで。 いろんな人生を経てみると、ずるかったり弱かったりそういうすいも甘いも経た男の方がステキだったり、分かり合えたりすることもあるわけで、チアチーの心のゆれ。ってスパイ云々抜きにして、成長すれば誰もが感じることなのかも。
ただ『色|戒』の事態は特殊でそしてギリギリすぎ。笑
やよいさんのおっしゃるとおり、”執着”!うん。そんなコトバがしっくりくる勢いを感じますねー。
ヤ○ーの映画レビュ、拝見しました。
驚きの事実+見逃しポイントがいっぱいでビックリーv-433
イーの正体を再確認するためにも、もう一回観てみなくてはいけませんね、コレは。
私も麻雀のシーンが気になっていたので、今「三国志麻雀」にだだハマリ(爆)の助手に”チー”について訊いてたところだったんです。
”チー”って、他の人が不要になった牌を使いたい時に言うんだよー。と教えてもらい・・・では、あのシーンってi-229と考えてたんですわ。
なのでこのレビュはとっても参考になりました。教えていただき、ありがとうございますー。
そうそう。「色|戒」会議は、トニーのベルト使いについて盛り上がってしまいましたv-356
トニー初対面だった秘書は、「こわいひとです。」とおびえていたようです。笑える。
「ホントはカワイイひとなのよ。」と言った後で、「そんだけ化けたということなのよ。」とカレのすごさを語り・・・止まらなかった次第。。。ぎゃー
この連休中、また観る方がいらっしゃいそうなので、会議はまだまだ続きそうです。
やよいさんにも参加していただきたいですわー!!!
【2008/02/09 00:24】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
小桃さんっ。
ここをハイジャックしてます、わたし(笑)
小桃さん解説もとっても深い。わたし、「うん、うん」なるほどー」と膝うって読んでますよん。
これ、来週、ぜひ差しでかたりましょう!
七厘でっ! この件では、miyakoさんとご一緒にいろいろとありがとうございます。
大変楽しみにしております~ 
【2008/02/09 23:45】 URL | やよい #-[ 編集]
☆やよいさん
ジャック歓迎ですよ~v-411
やよいさんのコメント、ワタシも「へぇー」と感動することばかりで、いつもいつも感謝しております。
でも『色|戒』は深すぎて・・・とめどないですね。笑
とりあえず七厘まで宿題にしておきますか♪
来週はいろんなお楽しみがいっぱいで、ホントのホントにわくわくしてます。
とりあえず杰倫の「いいともーv-220」が待ち遠しいですねーi-176
【2008/02/10 00:46】 URL | 小桃 #S7DRU.KM[ 編集]
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暑い風がなつかしい。
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今年は台湾へ行きたいなー♪
 
どっぷりASIAに、ちょっぴりFRANCE。
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いろんなことに興味深々。
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